研究課題
基盤研究(C)
集学的治療法の進歩によりがんの治療成績は向上しているが、新たな視点からのがん治療法の開発が待ち望まれている。申請者は、近年開発された細胞リプログラミング技術を従来の腫瘍免疫療法に取り入れ、魅力的な新規腫瘍免疫療法を開発できないかと考えた。本研究では、白血病等に対する造血幹細胞移植後の再発例に対し、がん免疫細胞療法の一つであるドナーリンパ球輸注(DLI)療法をモデルとし、細胞リプログラミング技術を応用した新規DLI療法をマウスに施行したところ、治療回数に応じて生存期間が延長し、本コンセプトの有効性が確認できた。一方で奏効機序については、その一端が明らかになったのみであり、更なる検討が必要である。
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Histol Histopathol
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http://www.igm.hokudai.ac.jp/Immunobiology-Web/Home.html