研究課題
基盤研究(C)
ヒト胃癌発見のバイオマーカーとして、血清TFF3がよいことがわかったが、胃切除をしても血清TFF3は低下せず、その起源は胃でないことが想定された。これを調べるべく、マウス、ラットに化学発癌を施し、胃癌を作成した。担胃癌動物の血清TFF3は高値であった。ラットでは胃切除をしても血清TFF3は低下しなかった。マウス、ラットで各種臓器を摘出し、担胃癌動物でTFF3タンパク、TFF3 mRNAが上昇している臓器を同定したところ、肝臓であった。小腸、大腸では逆にTFF3の発現は低下しており、正常発現部位ではネガテイブフィードバックがかかっているものと思われた。がんに誘導され、肝がTFF3の起源であった。
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特集企画 肝胆膵腫瘍のバイオインフォマテイクス (アークメデイア)
巻: 68(3)