胃癌患者の術前・術後ペア血漿中のmicroRNA(miR)を用いたmicroarray解析を行った。術後に顕著に低下する血漿中miRとしてmiR-451、miR-486を同定し、それらが健常者に比較して術前の胃癌患者において有意に高値であることを確認した。一方、再発時も含めた同様の解析によって、miR-92a、93、185を候補miRとして同定したが、血漿中miR-185値のみがリンパ節転移再発症例において高い傾向を認めた。再発時血漿を用いたこれら解析から、同miRsが癌組織以外に由来する可能性が示唆された。
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