研究課題
基盤研究(C)
新しい方法とはすべての細胞内に存在するトランスファーRNA(tRNA)前駆体切断酵素を働かせて腫瘍の発症や進展に関与するmRNAを切断することである。標的mRNAと結合することによりtRNA前駆体と類似の構造をとるようにデザインしたsmall guide (sg) RNAを腫瘍細胞に導入しtRNA前駆体切断酵素に標的mRNAを切断させる。この方法は我々の共同研究グループが開発した方法である。この方法を用いて、複数の腫瘍増殖に関連するmRNAをターゲットとしてsgRNAの効果を複数の白血病細胞株において確認し報告した。この3年間の結果を踏まえ、今後も同方法による有効な核酸医薬の開発の検討を行う。
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Cancer Letters
巻: 328(2) ページ: 362-368
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