研究課題
基盤研究(C)
光線力学的治療(PDT)は低侵襲性のがん治療法の一つである。5-アミノレブリン酸(5-ALA)は腫瘍細胞内で光感受性物質であるプロトポルフィリンIX (PpIX) に代謝、活性化される新世代の光増感物質として注目されている。本研究では、5-ALAおよびPpIXの細胞膜輸送系に作用するPDT効果増強剤の開発を目指し、ヒトがん細胞を用いた感受性試験法により低分子化合物ライブラリーのスクリーニングを実施した。その結果、5-ALAと同時処理することにより細胞内PpIXが増加し、PDT効果を相乗的に増強する化合物、TX-816を見出した。今後、TX-816をリード化合物とする誘導体展開が期待される。
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