研究課題
基盤研究(C)
松本城山トンネルでの長期的な排水による地下水への影響を調べた。24年間に1000万m3に達するトンネル湧水が排水された。そのトリチウム濃度は低く、酸素同位体比は変化しておらず、トンネル掘削時にすでに涵養されていた貯まり水が継続して排水されていると考えられた。排水された水量はトンネルレベルから地表部までの区間の地層の全間隙の22%しか達しておらず、すべての水が排出されるまでに、さらに80年かかることが解った。蒸発による同位体比の変化を室内実験で調べた。低湿度環境では同位体比の変化から蒸発率が推定できることが判った。鉱山排水が長期的に海岸に排水された場合に高濃度の亜鉛を含む海藻が見つかった。
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水工学論文集 (土木学会)
巻: CDROM
International Journal of GEOMATE
巻: Volume3, No.1-2 ページ: 318-324
巻: Volume 3, No.1-2 ページ: 332-338