南緯40度から50度付近の亜南極域ではクロロフィル濃度は0.3-0.5 mgm-3程度であり、10um以下の小型植物プランクトンが優占していた。南緯50度から60度付近の極前線付近では、0.4-0.6 mgm-3程度に上昇したが、組成は亜南極域同様に10um以下の種類が全組成の50%以上を占めた。南緯60度以南の南極発散域では、0.6-0.8 mgm-3に上昇し、組成も10um以上の種が80%近くを占めた。これらの分布と組成は、12月、1月、3月と季節が変化しても、大きく変化はせず比較的均一であった。
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