研究課題/領域番号 |
23510020
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
|
研究機関 | 埼玉県環境科学国際センター |
研究代表者 |
茂木 守 埼玉県環境科学国際センター, 化学物質担当, 主任研究員 (10415391)
|
研究分担者 |
野尻 喜好 埼玉県環境科学国際センター, 化学物質担当, 担当部長 (70415389)
堀井 勇一 埼玉県環境科学国際センター, 化学物質担当, 主任 (30509534)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
キーワード | 有機フッ素化合物 / PFOS / PFOA / 前駆物質 / 生活排水 / 製品 / 生分解 |
研究概要 |
埼玉県内の河川水のPFOS濃度は減少傾向、PFOA濃度は増加傾向が見られた。市販品では、PFOAの前駆物質を含むものが多かった。下水処理施設や農業集落排水処理施設の放流水からは、河川水の幾何平均よりも総じて高い濃度のPFOS、PFOAが検出された。下水処理施設の反応槽ガスからは半揮発性のPFOA前駆物質が検出された。河川水、底質を用いた好気的生分解実験により、前駆物質がPFOSやPFOAへ転換することがわかった。これらのことから、埼玉県の河川におけるPFOS、PFOA汚染は、生活系排水処理施設からの直接排出や前駆物質からPFOS、PFOAへの転換に由来することが示唆された。
|