研究課題
基盤研究(C)
黄砂が人体の健康に及ぼす影響を評価することを目的とし、健常成人を対象として黄砂時の自覚症状とアレルギー反応との関連性の検討を行った。調査期間中、62人に対して毎日の自覚症状調査を実施した。このうち、黄砂時に皮膚症状を有した9人と症状のなかった11人で症例対象研究を行った結果、有症状群で有意にニッケルなどのパッチテスト陽性者が多かった。また、同意の得られた25人の血清特異的免疫グロブリンE(IgE)値を測定し、牛乳などの食物に対するIgE値と鼻の症状との間の相関関係が確認された。これらの結果より黄砂時にみられる一部の自覚症状は1型や4型など複数のアレルギー反応が作用している可能性が示唆された。
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