研究課題
基盤研究(C)
バイオディーゼル燃料の主成分は脂肪酸メチルエステルである.詳細化学反応計算により気相燃料の着火特性を求めると,1000 Kを上回る高温条件では脂肪酸メチルエステル類の着火遅れ時間はアルカン類の着火遅れ時間よりも大幅に短い.一方,ディーゼルエンジン実験により燃料噴霧の着火特性を求めると,アルカン類の着火遅れ時間が脂肪酸メチルエステル類の着火遅れ時間よりも短い.気相の着火特性に優れるが液相の微粒化・蒸発特性に劣ることが,バイオディーゼル燃料を用いたディーゼル燃焼技術に制約をもたらしている.燃料組成設計のねらいは,着火特性を阻害することなく微粒化・蒸発特性を改善することに集約される.
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