研究課題/領域番号 |
23510110
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
粕谷 健一 群馬大学, 理工学研究院, 教授 (60301751)
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研究分担者 |
橘 熊野 群馬大学, 理工学研究科, 助教 (60504024)
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キーワード | 微生物叢 / 生分解 / 微生物 / スクリーニング |
研究概要 |
生分解性高分子による環境微生物叢制御、およびこの生分解性高分子にブレンド可能な、生分解可能な微生物制叢形成制御因子のスクリーニングを、年度の目標として研究を行った。 その結果、環境微生物叢制御方法に関して、生分解性高分子の種類によって、ある種の微生物を集積したり忌避できることを見いだした。これらの原因として、一部は、高分子表面の電気化学的性質が関係していた。一方で、それ以外の種々の要因も存在する可能性が示唆された。これらの事象をもとに、現在、非共生型の窒素固定菌など有用微生物の固定化を検討中である。 また、生分解性高分子に、Bacillus属の芽胞を溶融混練し、その生分解性速度制御に成功した。溶融混練された芽胞は、生分解性高分子の物理的損傷により発芽し、いち早く生分解性高分子を分解した。また、この系での成功は、農業用資材の、オンサイト処理の一考となり得る。加えて、この結果は、分解後、土壌改良に資するような生分解性高分子の開発にもつながる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初計画に比しておおむね良好に推移している。他方、生分解性高分子分解制御因子として当初、化学種当も検討することを予定していたが、生物種がより有効な制御因子であることがわかったため、検討していない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、スクリーニングで得られた、微生物叢形成制御因子を、含んだ構造(ブレンド、複合化、あるいは共重合化)の生分解性高分子を創成する。さらに、環境微生物叢制御型生分解性高分子合成プロセスを、バイオマス資源由来化合物への置き換えていくとともに、プロセス全体の環境負荷をライフサイクルアセスメント的に評価する
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