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2013 年度 実績報告書

金属微粒子の3次元自己配列を利用した高活性表面の創製および環境触媒への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23510117
研究機関愛知工科大学

研究代表者

松浦 寛  愛知工科大学, 工学部, 准教授 (50561411)

研究分担者 渡部 吉規  愛知工科大学, 工学部, 講師 (00387903)
キーワード表面・界面物性 / 3次元自己配列 / ナノ・マイクロ加工 / 表面活性 / 触媒 / 化学プロセス / 装置開発
研究概要

本研究は、金属微粒子の3次元自己配列現象を利用し、特定の電磁場により活性化が可能な、ナノ・マイクロ表面構造の創製を目的に取り組んできた。応用例として、作製した表面による触媒反応の制御を目指すと共に、基礎的には基板の活性化メカニズムの解明を視野に入れた計画で臨んだ。
平成23年度は、マイクロスケールのガラス球および金属微粒子を担持したガラス球を溶液中において3次元配列させ、ナノ・マイクロ表面構造創製の基礎を形成した。平成24年度は、電磁相互作用を利用した基板および触媒活性を確認する為の反応システムの基礎を構築した。
平成25年度(最終年度)は、上記微粒子の3次元配列の精度および基板活性の効率化を目指し、当初の研究計画の配分を変更し、次の実験機器の製作に精力的に取り組んだ。1.環境制御型超音波発生器 2.多機能型PWM制御スピンコーター 3.紫外線レーザー 4.KHzレベル誘導加熱装置 5.プラズマ反応装置。
研究期間中における紙面としての成果は、学会発表1件、投稿中(追加実験中)の論文1件である。また実質的成果は、上記最終年度に精力的に取り組んだ、複数の自作実験機器である。
研究成果を論文・著書・特許・学会発表に限定するならば、現時点における研究成果は十分なものではない。しかし、自作装置での研究環境の礎を構築できた事は、将来の独創的研究につながる実質的研究成果として自己評価は決して悪いものではない。ただし、税金によりやらせていただく研究である以上、論文や特許、そして有効な応用例など目に見える成果を出した上で、次回の科研費へ応募する予定である(本年度は未応募)。
本研究における今後の予定は、現在進行中の元素分析装置およびICP装置の製作を完了し、主目的である、金属微粒子の3次元自己配列を利用したナノ・マイクロ表面の創製ならびに触媒反応の制御を再現性よく実現し、成果発表を行う事である。

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公開日: 2015-05-28  

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