研究成果の概要(和文):新規人工調製型肺サーファクタント(PS)におけるモデルぺプチドは、肺胞運動を模倣した圧縮・拡張過程に拘らず優先的にα-ヘリックス構造をとります。然し乍ら、PS主成分のDPPCと混合により圧縮過程においてα-ヘリックスからβシート構造へ変化た。これはPS中の微量成分PGは完全な陰イオン、モデルペプチド(陽イオン)との間に静電的相互作用に依るものです。本研究において、この相互作用がモデルペプチドの二次構造変化を抑制することを明確にしました。またPSへの部分フッ素化合物の添加により、PS分子設計に多大な有益な情報を得た。
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