ナノ粒子による製膜技術の高度化(量子ドット超格子体作製)を目的に、結晶方位を一致させながら合体するナノ粒子特有の結晶配向合体機構(OA)を調査した。(1) ナノ粒子の表面構造評価において、高分解能電子顕微鏡法と電子線トモグラフィを組合せた方法の有効性を示すと共に、OAにおける構造変化を調査できた。(2) ナノ粒子の極性について、原子分解能走査透過電子顕微鏡観察で判定できることを実証し、粒子成長への極性の影響を知ることができた。(3) OAの制御因子を調査した結果、配位子の他に添加物によって促進された。
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