研究課題
基盤研究(C)
本研究では最小費用全域木ゲームのShapley値に対する二つの近似アルゴリズムを開発した。一つ目はサンプリング・アルゴリズムであり、このアルゴリズムは擬多項式時間で与えられた近似精度を満たす Shapley 値の近似値を高確率で出力する。もう一つの近似アルゴリズムは、与えられた任意の費用関数を木距離で近似し、この近似された費用関数によって定義される最小費用全域木ゲームの Shapley 値を元の費用関数によって定義される最小費用全域木ゲームの Shapley 値の近似値とする。数値実験によって、後者の近似アルゴリズムは費用関数が木距離に近いときには高い近似精度が達成できることが示された。
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Japan Journal of Industrial and Applied Mathematics
巻: Vol. 29、No. 3 ページ: 385-400
Journal of the Operations Research Society of Japan
巻: Vol. 55、No. 1 ページ: 73-91