• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実施状況報告書

新しいリスク指標に基づく金融市場リスク管理手法およびその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23510181
研究機関千葉工業大学

研究代表者

徐 春暉  千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (70279058)

キーワード金融リスク / VaR / 期間リスク / PVaR / 国際情報交換
研究概要

期間リスクに関して、2つの方向で研究を進めた。
1.期間リスク定義・測定指標と測定方法について。 Period VaR(PVaR)を期間リスクの測定指標として提案し、その測定方法を2つ提案した。 リスクファクターが1つしかない場合、その値動きが幾何ブラウン運動に従うという前提の元で、PVaRの計算式を得られた。リスクファクターが2つ以上ある場合は、シミュレーションによるPVaRの推測方法を提案した。 提案した方法を国際会議で発表した。
2.PVaRをリスク指標とする分散投資問題について。 期間リスクを考慮した資産運用問題を最適化モデルで定式化しましたが、そのモデルを効率的に解析できるアルゴリズムはまだ得られていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

期間リスクを表現する指標として、PVaRを提案し、その測定方法の研究を進めている。
期間リスクは従来の点リスクよりもっと重要な概念という視点から、これからの研究はこれを焦点にして行う。そのために、VaRに基づく仕組債の設計方法の研究を改め、PVaRに基づく金融商品の設計と資産運用を新しい方向とし、研究を進めている。

今後の研究の推進方策

2つの方向で研究を進める予定です。
1)PVaRの測定方法:リスクファクターが複数存在している場合のシミュレーションによる推測方法を提案する。
2)PVaRに基づく資産運用と金融商品開発方法:期間リスクを考慮した資産運用と金融商品開発。

次年度の研究費の使用計画

期間リスクの測定指標として提案したPVaRについて、基礎的な研究と応用的な研究を行う。
1.PVaRに関する基礎研究: 測定方法、PVaRを含む最適化モデルの解析方法。
2.PVaRに関する応用研究: PVaRに基づく資産運用と金融商品開発方法。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Measuring Financial Market Risk in a Time Span by Simulation2012

    • 著者名/発表者名
      Xu,C., Huo, YL
    • 学会等名
      Proceedings of the Asia Pacific Industrial Engineering and Management Systems Conference 2012(CD-ROM)
    • 発表場所
      Phuket, Thailand
    • 年月日
      20121202-20121205
  • [学会発表] PERIOD VALUE AT RISK AND ITS ESTIMATION BY SIMULATION2012

    • 著者名/発表者名
      2.Xu, C., Huo,YL, Osaka, K.
    • 学会等名
      Proceedings of the Asian Conference of Management Science and Applications 2012(CD-ROM)
    • 発表場所
      Sichuan, China
    • 年月日
      20120907-20120910

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi