研究課題/領域番号 |
23510188
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
大場 允晶 日本大学, 経済学部, 教授 (40328670)
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研究分担者 |
松井 正之 神奈川大学, 工学部, 教授 (00034413)
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キーワード | リアルタイム需給バランスモデル / クラウドコンピューティング / IDEF0 / 構造マトリクス / 流動面管理 / トラフィック会計 |
研究概要 |
リアルタイム需給運用管理法の研究チームは、製品コストをリアルタイムで算出するアルゴリズムを構築することによる需給バランスの把握を目的とした「クラウド時代のリアルタイム需給バランスモデル-市場環境変化によるアクティビティコストの変動把握方法-」を学会発表し、さらにレストラン形式のフルサービスコーヒーショップをモデルケースにIDEF0と構造マトリクスを利用した“Real-Time Supply-Demand Balance Model in the Cloud Computing Age”とマテリアルフローコスト会計(MFCA)とトラフィック会計との対応関係を見出し、MFCAに稼働率を考慮した一般化MFCAを提案した“Case study of generalized materials flow cost accounting in consideration of a rate of utilization”を海外学会(2012ISPSCM)で発表した。 次世代型企業評価法の研究チームは、トラフィック会計とシステム・マトリックス法を基礎とする2つのアプローチである、REA法(損益法)とISA法(財産法)の考え方と開発状況を報告する「次世代の業績評価法と意思決定に関する基礎と展開」を学会発表し、さらにBSCによる管理と企業の入出力、経済性と信頼性の時系列管理とを併用するサンドイッチ論を適用した“A Sandwich Theory and Real-Time Logic for Enterprise-Organizational Behavior”を海外学会( APIEMS2012)にて発表した。そして、“An Enterprise-Aided Theory and Logic for Real-Time Management”をIJPR50周年記念号に招待論文として掲載する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
リアルタイム需給運用管理法の研究チームと次世代型企業評価法の研究チームとも平成24年度に計画したコスト管理モデルの提案と流動面管理法へ展開への研究を進めることができた。
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今後の研究の推進方策 |
リアルタイム需給運用管理法の研究チームと次世代型企業評価法の研究チームが連携しながら、アクティビティコストをベースに、リアルタイムでの需給バランス把握とコストマトリクスによるコスト算出のモデルを発展させ、サンドイッチ論を利用したプロセス資産の時系列を動的に管理する経営モデルを研究する。さらに、仕掛在庫(面)をプロセス資産に拡げる研究を継続して行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
重点研究テーマについては、日本経営工学会研究大会と横幹連合コンファレンス、及び国際学会で、研究の成果を発表するため、学会参加費と出張旅費を使用する。 また、研究打ち合わせのための出張旅費を使用する。研究成果を投稿するための投稿料、準備するためのPC関連消耗品費、データ整理するための人件費を使用する。
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