研究課題
基盤研究(C)
本研究では,道路および沿道構造物をコンピュータ上で処理し,沿道構造物のが路面温度に及ぼす熱的影響を計算するモデルを構築した.本モデルによる路面温度誤差の観測期間に亘る空間平均誤差は1.5℃であり,実際の路面温度を精度よく計算することができた.また,日射量および長波放射量の計算値は路線の大部分で実測値と概ね一致し,沿道構造物による影響を正しく計算することができた.本モデルは日射遮蔽,反射および輻射計算に用いる地形データの解像度を10m以上とし,道路から離れた山岳地形の計算省略を行うことで路面温度計算精度と計算時間短縮の両立が可能であることが明らかとなった.
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土木学会論文集E1(舗装工学)
巻: Vol. 69,No. 1 ページ: 1-11
日本雪工学会誌
巻: Vol. 29,No. 1 ページ: 36-45