研究課題
基盤研究(C)
近年、時間は事象が起きたときにのみ進むとするNatural timeという新しい時間概念に基づいて臨界現象の時系列解析を行うと、システムが臨界点に達しているか否かを推定できることが示唆された。Natural Timeはイベントごとに時間が進む性質を持ち、指標κ1が0.07に収束することで臨界状態かどうか判別できる。本研究では、κ1の値が臨界点接近にともなって0.07に収束することを既知の臨界現象の知見をもとに示した。さらに、統計的性質を調べるべくκ1の分布形状の時間変化を調べたところ、2011 年東北地方太平洋沖地震前のみに顕著な変動があることがわかった。
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