研究課題
基盤研究(C)
火山噴火は爆発的噴火から溶岩流出まで多様な様式をとるが,この研究では,新富士火山,新燃岳火山等について噴出物の分析から,噴火前のマグマ含水量やマグマ粘性係数を推定し,噴火様式を左右する要因を検討した.新富士火山については過去3500年間の主要な12の噴火の噴出物を調べ,斜長石と石基組成から噴火直前のマグマ含水量と噴火様式の対応関係を調べた.爆発的噴火6回は含水量>2wt%と云う結果であるが,溶岩流出噴火では4つは含水量>2wt%,2つ(貞観,剣丸尾)は<1wt%であり,噴火様式が浅所での脱ガス過程によっていることが示唆された.新燃岳噴出物では様式の違いと粘性係数の対応関係を明らかにした.
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Earth, Planets and Space
巻: 65 ページ: 623-631
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences
巻: 108 ページ: 144-160
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