研究課題
基盤研究(C)
バイオマスとして期待できるミオ-イノシトールは反応性の似た6つの水酸基を持っているため、如何に一段階で必要な置換基を望みの位置に導入するかである。この課題はLiCl共存下のジメチルアセトアミドあるいはジメチルスルホキシドにイノシトールを可溶化させる事などの反応条件を設定する事で解決するに至り、望みの2つの位置あるいは1つの位置に効率良く置換基を導入できることとなった。この手法を基にして1,3-ジ置換体の酵素による非対称化で光学活性イノシトール誘導体が得られる事を見出した。これらの基礎的成果に基づいて機能性分子の開拓に向け種々検討し、バイオマスとしてのイノシトールの利用の可能性を探った。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) 図書 (1件)
Chemical Biology Letters
巻: 1(2) ページ: 40-43
http://pubs.iscience.in/journal/index.php/cbl/article/view/135
Asian Journal of Organic Chemistry
巻: 2(11) ページ: 927-930
10.1002/ajoc.201300163
Tetrahedron
巻: 69(23) ページ: 4657-4664
10.1016/j.tet.2013.03.109