研究課題
基盤研究(C)
京都賀茂川において、在来オオサンショウウオが外来種チュウゴクオオサンショウウオによって遺伝子汚染を受けていることが過去の調査で分かっていた。その実態をさらに詳細に把握するため、新たなマイクロサテライトマーカーを開発し、効率よい遺伝子型判定が可能となった。賀茂川以外の河川も対象に調査した結果、遺伝子汚染は急速に進んでおり、賀茂川では在来種は絶滅した可能性があること、別水系の上桂川でも雑種化が進行していることが確認された。このように京都市域におけるオオサンショウウオの遺伝的汚染は予想以上に進行しており、何らかの方法で純粋な日本産を隔離保全していくことが早急に必要である。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)
第5回環境・多様性を壊す外来動物-2-、月刊保団連
巻: 1163号 ページ: 46-49
Conservation Genetics Resources
巻: Vol.5、No.3 ページ: 603-605
10.1007/s12686-013-9861-4
爬虫両棲類学会報
巻: 2013巻 ページ: 50
巻: 2012巻 ページ: 67-68
Coastal Bioenvironment
巻: Vol.2012 ページ: 43-51
Cur. Herpetol.
巻: Vol.30 ページ: 177-180
10.5358/hsj.30.177
巻: Vol.4、20123 ページ: 971-974
10.1007/s12686-012-9685-7