琉球列島、台湾、パナマと北太平洋の海洋島(南大東島、小笠原、ハワイ)における藍藻共生性群体ホヤの分布調査などから、広域分布種であり分散力が高いと考えら得る2種(Diplosoma simile、Trididemnum cyclops)が特定された。特にD. simileはカリブ海でも確認されており既に広域に広がっている。これら2種は今後の海水温上昇に伴い高緯度地域に分布を広げる可能性が高い。 サンゴを被覆する藍藻共生海綿Terpios hoshinotaが幼生を放出することを直接観察と組織・微細構造学的観察により実証した。 群体性ヒドロ虫Zanclea sangoを新種記載した。
|