研究課題/領域番号 |
23510300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
前迫 ゆり 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90208546)
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研究分担者 |
神崎 護 京都大学, (連合)農学研究科, 教授 (70183291)
鈴木 亮 筑波大学, 生命環境科学研究科, 助教 (90418781)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 植生動態 / 照葉樹林 / ニホンジカ / シカ柵実験区 / 外来種拡散 / 可塑性 / 光環境 |
研究成果の概要 |
奈良県春日山原始林に成立する照葉樹林において,シカ柵実験区で多様性劣化と不嗜好植物2種の外来種拡散に関する研究を2011年4月-2015年3月に行った。2007年に設置した閉鎖林冠のシカ柵において多様性再生に顕著な効果はなかった。 そこで2012年5月に倒木ギャップにあらたにシカ柵を設置し,開空度(光環境)の測定を行い,光環境とシカの影響を定量的にモニタリング調査した。その結果,10%程度の開空度(光環境)をもつ適湿地の林分において草本類の繁殖と植物量に顕著な変化が生じた。シカ柵内の多様性再生には,国内外来種ナギ(常緑針葉樹)の伐採,光環境(5%以上の開空度)の確保が必要であると考えられた。
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自由記述の分野 |
生態学
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