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2013 年度 実績報告書

紛争後の市民社会支援の課題と展望

研究課題

研究課題/領域番号 23510307
研究機関立命館大学

研究代表者

桑名 恵  立命館大学, 共通教育推進機構, 准教授 (80596073)

研究分担者 内海 成治  京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (80283711)
キーワード紛争 / 市民社会 / プラットフォーム / 復興
研究概要

最終年度にあたる本年度は、南スーダン現地調査および東ティモール現地調査の分析、アフガニスタンからの研究協力者招聘によるヒアリング、東北調査を実施した。各調査の概要は以下の通り。
・南スーダン 援助機関および市民社会関係者への市民社会支援の成果と課題に関わるヒアリングを通じて、欧米型の市民社会支援とローカリティの融合に関わる課題、テーマ別プラットフォーム形成を通じての紛争後の市民社会形成の可能性に関わる考察を行った。
・アフガニスタン ドナー主導型ではない形の支援がどのように可能になるのかを検討するため、協力団体が実施する現地NGO, CSOに対する能力強化事業を通じて、意見収集を行った。
・東ティモール 2006年2度目の危機後の復興過程におけるコミュニティへの影響を調査し、ソーシャルビジネスの手法を使った中長期の外部支援がもたらしたコミュニティへの影響についてグループディスカッションおよびアンケート調査を実施し、社会関係資本の手法を用いて、分析した。
・東北調査 海外の紛争後の支援の仕組みを用いて取り入れられた連携調整の仕組みが、復興プロセスのまちづくり、市民社会形成にどのような役割を果たしたのか、マルチアクター関与できるプラットフォーム手法がどの程度効果的なのか、陸前高田を事例にヒアリングを実施した。
上記、4つの事例の調査を通じて、グローバルな関係性がもたらす外部者の影響とローカリティのバランス、非西洋型市民社会構築の重要性が浮き彫りになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] Sharing best practices of multi-sector collaboration for disaster management

    • 著者名/発表者名
      Megumi Kuwana
    • 学会等名
      Effective disaster management Mechanism
    • 発表場所
      Dhaka Community College, Bangladesh
    • 招待講演
  • [図書] 「緊急人道支援とボランティア」『ボランティアを学ぶ人たちのために』2014

    • 著者名/発表者名
      内海成治、中村安秀編
    • 総ページ数
      15
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] 「国際緊急人道支援の展開」『新版 国際協力論を学ぶひとたちのために』2014

    • 著者名/発表者名
      内海成治編
    • 総ページ数
      15
    • 出版者
      世界思想社

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公開日: 2015-05-28  

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