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2011 年度 実施状況報告書

ブラジリアの都市再生計画から考察する近代都市計画理論の批判的検証

研究課題

研究課題/領域番号 23510331
研究機関明治学院大学

研究代表者

服部 圭郎  明治学院大学, 経済学部, 教授 (90366906)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードブラジリア / 都市計画 / クリチバ / カシオ・タニグチ / ルイ・コスタ / パイロット・ブラン / 大都市圏計画
研究概要

本研究の目的はブラジリアの都市再生計画を検証することにある。3年調査で、初年度にあたる平成23年度においては、(1) ブラジリアの都市計画史の整理、(2) 第一回現地調査(8月)、(3) ブラジリア(とクリチバ)の都市計画批判の整理、を実施する計画であったが、現段階での実績としては、(1)と(2)が中心となっている。 現地調査では、ブラジリア市の都市・住宅局長であり、現パラナ州の企画局長のカシオ・タニグチ氏、多くのブラジリアでの公園設計を手がけた元パラナ州の環境局長であるヒトシ・中村氏、Terra CAPIの技術部長であったルイス・アントニー・レイス氏、ブラジリア大学のオット氏、元計画局のフランシスコーニ氏などと取材をした。取材内容は、大まかに問題の背景を探るといった観点から行ったために、全体像はつかめたが、まだブラジリアの都市計画の細かい点においては明らかにはなっていない。 ブラジリアの都市計画史に関しては、そもそも都市計画の歴史が浅いために、比較的整理が行えているが、まだ、ブラジリアの都市計画批判に関しては文献調査をしているような段階である。 研究実績としては、この段階での研究成果を踏まえたうえで、社団法人不動産協会広報誌のワールド・ワイド・シティ・レポートにて「ブラジリア」の都市の現状の小論を発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成23年度においては、(1) ブラジリアの都市計画史の整理、(2) 第一回現地調査(8月)、(3) ブラジリア(とクリチバ)の都市計画批判の整理、を実施する計画であったが、現段階での実績としては、(1)と(2)が中心となっている。(3)においては、計画に比して遅れている。その理由としては、私が想定していたよりも、私のポルトガル語の文献を読み進める能力が向上しなかったことが挙げられるのと、ブラジリア州知事が汚職で逮捕されたことで、研究計画時で想定していた状況が大きく変わってしまったため、ヒアリング等で取材対象として候補にあがっていた人が異動したりして、効率的に情報が収集できなかったことなどが挙げられる。また、現地調査の日程も、他の用事と重なったために短縮してしまったことも、効率的に作業が進めていない一因である。

今後の研究の推進方策

今後も、計画した作業工程で研究を進めていきたいと考えているが、若干、遅れているために、出来れば今年度に遅れを取り戻せるように努めたい。

次年度の研究費の使用計画

次年度の研究費の使用計画も、計画した予算内で遂行していきたいと考えている。特に現時点での変更はない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 都市計画とは無縁の都市と化したブラジリア2012

    • 著者名/発表者名
      服部圭郎
    • 雑誌名

      FUTRE OF REAL ESTATE

      巻: 73 ページ: 10-11

URL: 

公開日: 2013-07-10  

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