研究課題/領域番号 |
23510331
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
服部 圭郎 明治学院大学, 経済学部, 教授 (90366906)
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キーワード | ブラジリア / クリチバ / 都市計画 / ポスト・モダニズム / 中村ひとし / ジャイメ・レルネル / カシオ・タニグチ / 都市デザイン |
研究概要 |
ブラジリアの都市計画の失敗をレルネル市長をはじめとしたクリチバ・チームがどのように取り組んだのか、特に、ランドスケープ・アーキテクトを担当した日系一世の中村ひとしの取り組みに関しては、アーカイブ的にまとめることができた。彼のそのクリチバ、ブラジリアの取り組みに関しての研究成果は、「ブラジルの環境都市をつくった日本人」(未來社)という著書にまとめることができ、広く研究成果を世に発信することができた。 一方、ジャイメ・レルネル、カシオ・タニグチといったマスタープラン、交通計画に関してはある程度、情報を収集することに成功はしているが、まだ研究成果をまとめるにまで至っていない。これらに関しては、研究を一年、延ばさせていただいてので平成14年度にしっかりと整理をしたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成26年1月に入院、手術をすることになり、当初、予定をしていた12月のブラジルへの現地調査を行うことができず、また研究成果をまとめるための時間もこれによって大幅に削減されたのが理由である。また、先に中村ひとしの功績を本としてまとめることを優先させたことも、他の調査作業が遅れたことの一つの理由である。
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今後の研究の推進方策 |
研究を申請した時は、この3年間でポルトガル語もしっかりと上達する予定であったが、なかなか思うようには上達せず、また日常の忙しさを理由にあまり勉強をすることができなかった。このようなフィールドスタディを主体とする研究においては、語学の出来によって効率に大きな差が出てしまう。この点は、今後の課題であるし、個人的には改善するように努力したいと考える。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成26年度1月に手術入院をしたため、12月に予定をしていた現地訪問が行えなくなったため。また、この入院のため、調査業務も大幅に遅れ、調査に必要とする経費を使うことが年度内では難しくなったため、 1年、研究を延長させてもらったので、現地調査を含めて有効に研究費を使い、やり残した調査・研究を進めていきたいと考える。
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