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2014 年度 実績報告書

植民地期朝鮮における民衆支配秩序-朝鮮民衆・地域社会の動向を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 23510335
研究機関追手門学院大学

研究代表者

山口 公一  追手門学院大学, 国際教養学部, 准教授 (20447585)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード韓国・朝鮮 / 帝国と地域社会 / 秩序と心性 / 神社 / 民衆
研究実績の概要

(1)「帝国史」研究の成果をふまえ、従来、1930年代以降の植民地期朝鮮における「統合」政策が、地域と職域という二重の展開をした戦争動員によって、朝鮮社会や地域を植民地権力側に取り込むことを一定可能としたのは、「民衆や社会を包摂する帝国支配秩序」が「統合」を促す前提として存在したためである。本研究では、こうした「秩序」を、当該期の地域社会における「秩序」維持法令の運用実態と朝鮮社会や民衆の対応事例に重点をおいて、あぶり出すことをねらいとした実証的な地域研究である。平成26年度においては、以下のような資料整理と研究成果の発表を行った。
(2)これまで主に韓国の国家記録院にて収集した植民地期朝鮮における地方行政関連史料の整理を行った。
(3)以上の成果と関わって、「植民地朝鮮における「国家祭祀」の整備過程」(君島和彦編『近代の日本と朝鮮―「された側」からの視座―』東京堂出版、2014年)および「<研究ノート>敗戦直後の海外神社-朝鮮の神社を例に―」(追手門学院大学国際教養学部アジア学科編『アジア学科年報』8号、2014年12月)を発表した。また、京都大学人文科学研究所共同研究班「アジア・太平洋戦争期朝鮮社会の諸相」主催の日韓歴史研究者ワークショップ「「流言飛語」の時代-戦時期朝鮮社会の実像を探る-」(2015年2月7日)において、「「不敬」言動にみる戦時期朝鮮人のメンタリティー」と題した報告を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 敗戦直後の海外神社―朝鮮の神社を例に―2014

    • 著者名/発表者名
      山口公一
    • 雑誌名

      追手門学院大学国際教養学部アジア学科編『アジア学科年報』

      巻: 8 ページ: 43-51

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 「不敬」言動にみる戦時期朝鮮人のメンタリティー2015

    • 著者名/発表者名
      山口公一
    • 学会等名
      日韓歴史研究者ワークショップ「流言飛語」の時代-戦時期朝鮮社会の実像を探る-
    • 発表場所
      京都大学人文科学研究所1階大会議室
    • 年月日
      2015-02-07
  • [図書] 近代の日本と朝鮮(73-119頁、第二章執筆)2014

    • 著者名/発表者名
      君島和彦編
    • 総ページ数
      393
    • 出版者
      東京堂出版

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公開日: 2016-06-01  

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