研究課題/領域番号 |
23510352
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
内藤 和美 芝浦工業大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00217621)
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研究分担者 |
山谷 清志 同志社大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90230599)
高橋 由紀 独立行政法人国立女性教育会館, その他部局等, 研究員 (50280649)
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キーワード | 男女共同参画計画 / 男女共同参画拠点施設 / プログラム評価 / 業績測定 / 指標 / 評価基準 |
研究概要 |
1.最終年度(平成25年度)に実施した研究の成果 平成23年度に実施した質問紙調査の集計結果と、平成24年度に実施したインタビューによる事例研究で得られた資料とくに22件の評価事例ごとに作成した「評価・業績測定分析シート」の分析結果を、文献知見と照合して総合的考察を行い、次の点について知見を得た。①男女共同参画計画と拠点施設を相乗的に活かし成果を上げるための前提条件、②男女共同参画計画の進行管理と拠点施設の機能管理における現行評価の性質、③先進事例における評価の性質、④指標をめぐる課題、⑤評価基準をめぐる課題。これらの知見を中心に、東京(11月9日)、静岡(1月19日)、大阪(2月27日)の3箇所で、各地域の男女共同参画行政・拠点施設関係者を対象に、成果報告会を開催した。 2.研究期間全体を通じた成果 次のことを中心とする期間全体を通じた成果を研究成果報告書にまとめた。①全国の自治体で実施されている男女共同参画計画の進行管理と男女共同参画拠点施設の管理運営のための評価の実態、②先進事例18機関22事例にみる、男女共同参画政策として成果を上げる計画と拠点施設機能の組合せ(計画と拠点施設を深く関連づける組織体制、男女共同参画計画基本計画への拠点施設の位置付け)、③現行評価のほとんどが業績測定型評価であること、④評価結果を活かすためには指標とその運用を成熟させる必要があること(アウトプット指標への依存、および異種異次元の指標の混在の克服)⑤同じく評価水準を設定し定義するだけでなく、基準設定が必須であること。研究成果は、日本評価学会第11回春季全国研究大会で発表するとともに、図書としての出版を準備中である。
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