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2011 年度 実施状況報告書

乳がん患者のワーク・トリートメントバランスを支える患者支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23510355
研究機関岐阜医療科学大学

研究代表者

新谷 奈苗  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (70461324)

研究分担者 守本 とも子  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (50301651)
今村 美幸  広島都市学園大学, 健康科学部, 准教授 (60461323)
津田 右子  広島都市学園大学, 健康科学部, 教授 (90341213)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード乳がん患者 / 患者支援 / ワーク・トリートメントバランス / 化学療法 / 患者の思い / 性別役割意識 / 女性労働者 / テキストマイニング
研究概要

まず対象者を確保するため、がん拠点病院に対し、研究目的、研究方法、研究機関等について説明をし理解を得た。その後、院内の倫理委員会に対し書類を作成し、倫理委員会に参加した。その結果倫理委員会を通過し、対象者の選定作業に入った。選定においては共同研究者とともに検討を重ねた。また対象者は化学療法中の乳がん患者であるため、体調不良時に備えた医師と診察室の確保が必要と考え、病院側にそれを依頼し使用許可を得ることができた。 対象者の多くは化学療法を受けに来ている乳がん患者であるため、調査項目・インタビュー内容については共同研究者と充分検討を行った。調査項目数が負担にならないよう倫理的な配慮をおこない、調査項目と内容の選定には時間を要した。またインタビュー調査で尋ねる項目においても、がんの告知を受けた後に、さまざまな苦痛な治療を受けている患者の精神的な負担にならないような内容にするため吟味した。 その後、調査用紙、インタビュー内容を完成させ実際の調査に入った。対象者は化学療法中の乳がん患者であるため、季節の変わり目や気温の変化の激しい時期には対象を崩されることが多く、調査は想定していた通り、順調には進まない。しかし何度も足を運ぶことにより、調査の機会を多く作り、地道に調査を実施している。対象とする人数は30名であるが、現在20名ほどの調査が終了している。残り10名の調査は8月末までに終了の見込みである。インタビュー終了時に、随時逐語録を起こしており、その内容の分析手法について再検討を行っていく計画である。9月頃より分析に入り今年度内には2回目の学会発表を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

看護大学において実質的に領域のリーダとなったため、5名の部下を抱え、予想以上に業務が多忙であった。

今後の研究の推進方策

看護大学の常勤教員から非常勤の教員になり、研究の時間が取れるようにすることで、これまでの遅れをキャッチアップする。

次年度の研究費の使用計画

次年度は約1,500,000円の直接経費を受ける予定である。その用途は、主に以下のとおりである。・現在在住している広島県から、本研究に理解を示し最大限の協力をしてくれる岐阜県の病院へ調査に行くための出張旅費、謝金。・分析手法を学ぶための勉強会や学会に出席する出張旅費、参加費。・分析の経過を発表するための学会参加費。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Difficulty in continuing job for breast cancer patients getting chemotherapy

    • 著者名/発表者名
      新谷奈苗、守本とも子
    • 学会等名
      30th International Congress on Occupational Health (ICOH2012)
    • 発表場所
      メキシコ
    • 年月日
      平成24年3月

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公開日: 2013-07-10  

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