研究課題/領域番号 |
23510359
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研究機関 | 九州看護福祉大学 |
研究代表者 |
生野 繁子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (40249694)
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研究分担者 |
吉岡 久美 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 講師 (30412787)
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キーワード | ジェンダー / 中高年単身者 / シングル介護 / 男性介護者 / 介護者支援 / 高齢者介護 / 介護離職 / ワーク・ライフ・バランス |
研究概要 |
最終年度主に実施したのは以下の4点 ①開発中の「高齢者を介護する中高年単身者への支援プログラム」の有効性を検討。 ②昨年度実施したワンストップ型・カフェ型の「介護支援セミナー」の有効性の検討。 ③困難事例が報告された男性中高年単身介護者への支援を実施している団体との交流。 ④学会発表4題(日本看護福祉学会:久留米市と世界看護科学学会:ソウル) 中高年単身者である介護する当事者に、直接支援内容を確認することが困難であったため、中高年単身介護者支援の一環として実施した「ひとりで悩まない介護セミナー」において参加後のアンケートを分析した結果、現に介護する人のみならず、近い将来そうなると予測する市民が自分に場合に特化する具体的なアドバイスを求めていた。その内容は財産分与・成年後見制度・介護保険サービス・実際の福祉機器と料金・簡単な調理法・自分自身の健康維持・具体的な介護技術と多岐に渡り、そのような場において、心情吐露が可能な雰囲気と場を求めていた。これに対応するには看護職だけではなく司法書士・ケアマネジャー・市民後見人・栄養士・福祉介護機器業者などの多職種連携チームが必要である。以上の活動から、職業等で多忙な中高年単身者には1ヶ所で介護との両立に必要な情報すべてが入手出来て、かつ気軽に立ち寄れる「ワンストップ型カフェ」が有効であるとの示唆を得た。一連の研究活動について西日本新聞社平成26年3月27日版の「おひとり介護」シリーズで取り上げられている。
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