研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、研究期間以前にすでに研究者が実施していた美学・芸術論一般に関する考察と、その考察の侘び概念への応用をさらに発展させ、日本特有の美意識と称される「侘び」「寂び」「幽玄」について、明確な哲学的規定をすることにあった。結果として、大西克禮らの優れた先行研究を批判的に継承しつつ、美および芸術の機能に関する研究代表者自身の見解から「寂び」および「幽玄」に関して、その美意識としての一般性と特殊性とを論定した。三つの美意識を相互連関の下において一つの全体に纏めることは残された課題となった。
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ヨーロッパ研究、東北大学大学院国際文化研究科ヨーロッパ文化論講座編
巻: 第9号 ページ: 139-164
思索、東北大学哲学研究会編
巻: 第45号 ページ: 109-130