研究課題
基盤研究(C)
我が国に未だ翻訳も存在していないカントの(遺稿)がもつ哲学史的意義を解明するため、特にスピノザとの関係を重視すべきであることを解明して論文として発表した。さらに研究遂行の過程で「ヘノロジー」という新しい研究概念がカント哲学の形而上学史上の位置の解明のために有効であることを主張し、研究はヘノロジー概念を用いて近世哲学史像の見直しが図られるべきであることへと発展した。
カント哲学