研究課題
基盤研究(C)
本研究はスピノザのコナトゥス論の意義の解明を目指す。そのために,17世紀の西洋哲学・科学を視野に入れ,スピノザの自然哲学の形成過程の吟味を行う。研究成果として,スピノザの哲学はコナトゥスの現象の哲学であり,強い決定論である。また,存在論・認識論的な個物の理解は神の力とコナトゥスに基盤があることが明らかとなった。さらに,スピノザの哲学体系・自然哲学おいて,スピノザの方法論の内的・反省的特徴を示しえた。
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大分大学教育福祉科学部研究紀要
巻: 第35巻-第2号 ページ: 109-120
巻: 第34巻-第2号 ページ: 115-125