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2012 年度 実施状況報告書

アプレイウス及び中期プラトン主義からみる行為決定における超越的契機の研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520035
研究機関学習院大学

研究代表者

小島 和男  学習院大学, 文学部, 准教授 (80383545)

研究分担者 金澤 修  東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (60524296)
キーワード国際情報交換
研究概要

当研究の中心となるテキストは、アプレイウスのDe Deo Sokratisおよび、De Platone et eius Dogmateであるわけだが、平成24年度は、今まで定評もあり底本とされることの多かったボージョーのApulee, Opsucules philosophiques et fragments, texte etabli, traduit t commente par Jean Beaujeu, Paris, Belles Letrres,1973.に変わり、モレッシーニの校訂(Apulei Platonici Madaurensis opera quae supersunt, Vol. III, De philosophia libri (Bibliotheca Scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana), Stuttgart and Leipzig: Teubner,1991.)を用いることにした。アパラトゥスの充実とより新しい研究の成果であるという点を見直したためである。続いて、業績にもあるように研究分担者が中期プラトン主義者の研究を進めていく中で、研究代表者は『黄金のろば』の検討へと研究を進めた。
以上、平成24年度は、基礎的研究としての文献読解の続きを終え、本題である『黄金のろば』の読解に進んだ。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

一昨年に引き続き、資料の基礎的読解を進め、読解資料を基にした内容の分析を進めた。一昨年に生じていたアプレイウスのDe Deo Sokratisの読解が不十分であるという遅延は、ほぼ解消し、思想の掘り起こしと『黄金のろば』への還元とその検討の段階に入った。

今後の研究の推進方策

『黄金のろば』への還元とその検討を引き続き行う。また、研究代表者と研究分担者で7月にピサで行われる国際プラトン学会に参加する予定である。さらに、他の研究者を交えた研究会及び研究発表会の開催を、12月21日に予定している。

次年度の研究費の使用計画

書籍代および、学会参加のための旅費、研究発表会への研究者の招聘に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 数的なイデアとはなにか?―イアンブリコスにおける魂と数学の関係を巡って―2012

    • 著者名/発表者名
      金澤修
    • 雑誌名

      『新プラトン主義研究』

      巻: 第11号 ページ: 81-94

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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