研究課題
基盤研究(C)
本研究においては、明治前期に日中両国間を往来した人々が交わした筆談の資料や、旅行記、書店の販売目録などの基本史料を系統的に調査のうえ、整理・分析を行ない、当時における日中間の書籍商のネットワークを探り、この時期の日中間の書籍流通ルートと人間同士の交流の実態について考察してきた。本研究は近代日中文化交流史上において重要な意義を有すると同時に、国境を越えた新しい文化と知識の生成の過程を理解するにも重要な意義を持っている。
中国思想