紀元後7世紀頃のインドの医学者ヴァーグバタによるインド伝統医学文献『アシュターンガ・フリダヤ・サンヒター』と『アシュターンガ・サングラハ』、また、ヴァーグバタの弟子とされるジャッジャタが著したインド伝統医学文献を研究対象として、(1)それぞれの文献の写本資料の複写の収集、(2)これら収集資料に基づく文献学的研究、(3)これらの文献に見られるインド伝統医学理論の分析を行った。また、(4)インド・ケーララ州においてインド伝統医学臨床実践に関する調査を行い、参考資料として整備した。上記(2)~(4)の成果の一部を、学術論文と、学会などでの口頭発表の形で公表した。
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