研究代表者の学位論文『インドにおける曼荼羅の成立と発展』(春秋社)の英訳は、全篇の約3分の2の翻訳と校閲を完了した。副論文『曼荼羅グラフィクス』(山川出版社)の英語版は、2013年にネパールで刊行された。ナーガボーディが著した曼荼羅に関する2篇の重要著作『秘密集会曼荼羅儀軌二十』と『安立次第論』の2篇は、助成期間中に全篇のローマ字化校訂テキストを完成させた。2012のムスタン調査と2013年のカリフォルニア調査においても大きな成果があり、その一端はすでに国内海外の学会において発表した。写真のデータベース化については、チベットで撮影された3100点のデータベース化を完了した。
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