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2013 年度 研究成果報告書

イエスの神義論:聖書学的アプローチと組織神学への答え

研究課題

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研究課題/領域番号 23520086
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 宗教学
研究機関二松學舍大學

研究代表者

本多 峰子  二松學舍大學, 国際政治経済学部, 教授 (00229262)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード宗教学 / キリスト教 / 倫理学 / 西洋古典 / 思想史
研究概要

福音書のイエスはこの世になぜ悪があるのか、との問題についての神義論は論じていないが、終始悪の問題に実践的に取り組んでいた。彼は神が人々に救いを差出していることを示した。救いは罪、病、貧困等人生のあらゆる面に及ぶ。申命記的応報思想では、苦難は罪の罰と見られる傾向があったが、イエスによれば、神は苦しむ人をこそ憐れみ救う。イエスの思想は法的義を凌駕する神の義を信じる伝統にある。その義はアブラハムとその子孫に祝福を誓った神の信義である。イエスは、人も神の赦しと救いに応答して相互の赦しと助けにより神の救いの業に参与しこの地に神の国を成就するべく招く。イエスの示す神の義は思索ではなく能動的行為で証される。

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2014 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] マルコによる福音書における政治的、神義論の問いに対する答え2013

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      二松学舎大学国際政経学会『国際政経』

      巻: 第19号 ページ: 45-62

  • [雑誌論文] イエスの思想における<ファリサイ派の義にまさる義>の意味2013

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      新約学研究

      巻: 第41号 ページ: 93-94

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新約聖書の死生観 (金持ちとラザロの譬えを中心に)2013

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      日本聖書神学校キリスト教研究所『聖書と神学』

      巻: 第25号 ページ: 1-19

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ルカ福音書 17:20-21の解釈―とくに he basileia theou entos hymon estinをめぐって2013

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      日本聖書学研究所『聖書学論集』

      巻: 第45号 ページ: 185-208

    • 査読あり
  • [雑誌論文] イエスの思想における<義>2013

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      二松学舎大学国際政経論集

      巻: 第19号 ページ: 35-51

  • [雑誌論文] イエスの真正な言葉の基準についての一考察2012

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      二松学舎大学国際政経学会『国際政経』

      巻: 第18号 ページ: 45-62

  • [雑誌論文] 新約聖書の神義論―イエスの福音と宣教2012

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      日本聖書神学校キリスト教研究所『聖書と神学』

      巻: 第24号 ページ: 23-84

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 貧しい者への福音:貧困者の苦しみへのイエスの答え2012

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      二松学舎大学国際政経論集

      巻: 第18号 ページ: 68-81

  • [雑誌論文] この世を越えた報いとしての天国の概念の発達2011

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      二松学舎大学国際政経学会『国際政経』

      巻: 第17号 ページ: 47-59

  • [雑誌論文] イエスの譬えにおける「奴隷」の意味2011

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      日本聖書神学校キリスト教研究所『聖書と神学』

      巻: 第23号 ページ: 1-26

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Jesus' Miracle of Healing: Forgiveness of Sin?2011

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 雑誌名

      日本聖書学研究所 Annual of the Japanese Biblical Institute(AJBI)

      巻: Vol.34-36(2008-2010) ページ: 5-28

    • 査読あり
  • [学会発表] マルコによる福音書の暗示的手法について2014

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 学会等名
      日本キリスト教文学会
    • 発表場所
      広島女学院大学
    • 年月日
      2014-05-09
  • [学会発表] イエスと終末論2012

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 発表場所
      日本聖書学研究所、日本聖書神学校
    • 年月日
      2012-12-17
  • [学会発表] イエスの思想における<ファリサイ派の義にまさる義>の意味2012

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 学会等名
      日本新約学会
    • 発表場所
      名古屋学院大学
    • 年月日
      2012-09-07
  • [学会発表] ルカ福音書 17:20-21の解釈、とくに he basileia theou entos hymon estinをめぐって2011

    • 著者名/発表者名
      本多峰子
    • 発表場所
      日本聖書学研究所、日本聖書神学校
    • 年月日
      2011-05-16

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公開日: 2015-07-16  

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