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2011 年度 実施状況報告書

過疎地域の宗教ネットワークと老年期宗教指導者に関する宗教社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520092
研究機関鈴鹿短期大学

研究代表者

川又 俊則  鈴鹿短期大学, その他部局等, 教授 (40425377)

研究分担者 武笠 俊一  三重大学, 人文学部, 教授 (50157715)
板井 正斉  皇學館大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (40351225)
磯岡 哲也  淑徳大学, コミュニティ政策学部, 教授 (90201920)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード過疎 / ネットワーク / 宗教集団 / 老年期 / 指導者 / 宗教学 / 社会学
研究概要

以下の2つを、当初の計画通りに進めた。(1)基礎的データの収集、関連研究の整理 文献・各教団等の新聞・機関誌等から過疎地域と宗教集団(各教派等)および宗教者の老年期に関する情報を入手し、過疎地域とネットワークに関連する先行研究を分析整理した。(2)調査・研究会 4人の共同研究者は、各人に与えられたテーマに従って、個別調査を実施した。そのうち、代表者は高齢の宗教指導者へのライフヒストリー・インタビューを実施し、過疎地にある教会・神社・寺院の複数を視察し、このテーマにおける三重県の実態をより深く探っていった。8月、研究会(限界寺院他)および共同調査(大紀町・大台町での施設・教会見学、津市の寺院・神社見学等)を実施。11月、研究会(過疎神社他)を実施。12月、研究会(仏教経済)および共同調査(大紀町・尾鷲市・紀北町の寺院見学等)を実施。2月、研究会(過疎地域と仏教、災害復興支援と宗教)および共同調査(津市の寺院・神社を見学等)を実施。研究初年度なので、個別研究の中間報告や講師を招いての関連テーマに関する研究会を多く開催し、各人がテーマへの理解を深め、またより多くの情報収集ができるようにした。2年目以降、成果を学会等で報告していく予定。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

各人が分担テーマを掲げ、個別調査を中心に進めているが、予定通りに進行している。 共同調査・研究会などは年間4回開催することができ、当初計画以上に進行しているともいえる。研究を進め、情報を収集するなかで、多様な講師をお迎えし、貴重な情報を得る機会(研究会開催)を得られたことは、本研究にとても有意義であった。 ただし、もともとこの年度では予定していなかったが、個別調査等の結果は、全体的に学会等での成果報告に至っていない。次年度から少しずつ成果を報告し、軌道修正すべきがあれば修正して、研究を深化させたい。

今後の研究の推進方策

以下の4つを、各人および全体で計画している。その際、メーリングリストの議論を通じて決定していく。(1)個別調査。前年度調査を踏まえ、各教団等の基礎データを整理し、各自調査・共同調査を行う。(2)共同調査。夏期に熊野市の寺院・神社等、津市美杉町の寺院・神社等の調査を予定している。秋以降は、個別調査の進捗状況を見据えながら、1~2回程度の実施も検討している。(3)研究会。前年度の成果報告を中心に7月に1回、夏期調査に合わせて9月に1回、その後、最終年度には「宗教と社会」学会(6月開催予定)でのパネル発表を計画しているので、その準備の研究会を冬~春にかけて1回程度予定している。(4)研究発表。本研究の成果を、生活史研究会・東洋学研究所等の研究会、もしくは日本宗教学会等の学会で口頭発表を予定している。また、論文や研究ノート等での報告も検討している。

次年度の研究費の使用計画

(1)個別調査・共同調査・研究会。個別調査では、三重県各地での現地調査、各教団等の基礎データ整理・収集、先行研究検討のための東京等での調査、共同調査の予備調査等。対象者への研究協力については謝金(物品)を支払う。共同調査は、年間3~4回程度実施。公共交通機関利用が困難な場所はレンタカー等を利用することがある。対象者への研究協力については謝金(物品)を支払う。研究会は7月1回(講師2名)、9月1回(講師2名)に実施予定。冬~春にかけても計画(講師有)。講師への旅費・謝金を支払う。(2)研究発表。研究会等の参加旅費等を予定している。(3)関係文献の購入、資料複写等。(4)文具等必要物品の購入等。(5)研究者同士の情報共有(資料配布等)および調査対象者・講師・関係者への連絡のための通信費。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 過疎地域における宗教の可能性――三重県の幾つかの事例を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      川又俊則
    • 学会等名
      第18回鈴鹿短期大学教員研究発表会
    • 発表場所
      鈴鹿短期大学
    • 年月日
      2012年2月9日

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公開日: 2013-07-10  

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