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2013 年度 実績報告書

介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築

研究課題

研究課題/領域番号 23520094
研究機関岡山大学

研究代表者

本村 昌文  岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (80322973)

キーワード死生観 / 介護 / 看取り / 思想史
研究概要

最終年度では、前年度までの実績をもとに、以下のことを行った。
前年度までに行った資料収集と分析、研究史の整理をもとに、17世紀日本における死生観の分析を行い、当該時期における死・死後観の類型化および立体的な把握を行った。なお、17世紀日本の死生観に関する研究成果については、本研究期間内には実現できなかったが、現在著書とし成果をまとめて発表する準備を進めている。これまでの死生観に関する研究を深化させ、本研究の成果をさらに発展させるために、近世日本における「死別体験」を視座とした分析を行った。
本研究の成果を国外に発信するために、17世紀日本における死生観と現代の介護・看取りの問題との接点を考えるシンポジウムを開催した(中国・西安外国語大学)。また関係する国際シンポジウム(中国・北京日本学研究センター)に参加し、日本と中国における介護と看取りの問題と伝統的死生観の関わりを考察する機会を持った。
前年度に引き続き、研究成果を国内で発信、また研究成果を検証するために、本年度は東京を中心に、医療・介護従事者、家族介護者とともに「介護と看取りの座談会」を開催し、現代日本の介護と看取りの現場における伝統的死生観のもつ有効性を検証した。
本研究の成果を国内外に発信するために、研究の趣旨、概要、研究成果、研究期間内に実施した「介護と看取りのフォーラム」の講演要旨をまとめた研究報告書を作成した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 迷惑をかけない終わりとは何か-介護と看取りの座談会回顧-2014

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 雑誌名

      介護と看取りの現場に根ざした近世日本思想史研究の構築・研究報告書

      巻: - ページ: 15-19

  • [学会発表] 介護・看取りの現場と日本思想史研究の接点

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      西安外国語大学・日本文化研究会シンポジウム
    • 発表場所
      西安外国語大学
  • [学会発表] ケアの現場に根ざす新たな思想史・文化史研究の構築

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      日本学術振興会・二国間交流事業・オープンパートナーシップセミナー「介護と看取りの現場に根ざす新たな思想史・文化史研究の構築」
    • 発表場所
      北京日本学研究センター
  • [学会発表] 迷惑をかけない「終わり」とは何か-「終活」を問い直す-

    • 著者名/発表者名
      本村昌文
    • 学会等名
      人権講演会
    • 発表場所
      広島県三原市・大和人権文化センター
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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