研究課題
基盤研究(C)
18世紀フランスの画家ジャン=アントワーヌ・ヴァトー(Jean-Antoine Watteau, 1684-1721)が創始した雅宴画について、紳士淑女が庭園に集う遊興の図の中に生きているかのように描き込まれた裸婦彫刻に着目し、その生成のプロセスおよび意義を解明した。作品自体とともに、作品を取り巻く文化的・社会的コンテクストからの資料を用いた研究手法により、ヴァトーおよび18世紀フランス美術の新たな解釈の可能性が提示された。
西洋美術史