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2013 年度 研究成果報告書

フランス古典主義の成立に関わるリシュリューの政策と画家プッサンの役割

研究課題

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研究課題/領域番号 23520126
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美学・美術史
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

望月 典子  慶應義塾大学, 文学部, 講師 (40449020)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードニコラ・プッサン / 17世紀フランス美術 / 古典主義美術 / リシュリュー枢機卿 / 古代美術
研究概要

ニコラ・プッサンは、17世紀フランス古典主義美術を代表する画家とされるが、彼の活動の拠点はローマにあり、その芸術を結実させたのはローマであった。そうしたプッサンが、フランスにおける古典主義美術の成立期に、母国の美術動向に対して直接的にはどのような役割を果たしたのだろうか。本研究は、リシュリューが行なった芸術政策に画家が積極的に関与し、フランス美術の方向性を左右し得えたことを、(1) フランスにもたらす模範としての古代美術の選別とその複製製作、(2)古典主義的な天井画のモデルを示したルーヴル宮大回廊の装飾、(3) パリの愛好家に向けたタブローの制作、という画家が関与した3つの活動から検討した。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2014 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] ニコラ・プッサンのスフィンクス―モーセ出生の物語をめぐって―2014

    • 著者名/発表者名
      望月典子
    • 雑誌名

      哲学(三田哲学会編)

      巻: 132集 ページ: 255-280

  • [雑誌論文] ニコラ・プッサンにおける「素描」と「彩色」の問題―色彩論争と「モードの理論」を手掛かりに―2012

    • 著者名/発表者名
      望月典子
    • 雑誌名

      鹿島美術研究(公益財団法人鹿島美術財団編)年報

      巻: 第29号別冊 ページ: 102-118

  • [雑誌論文] Le regard descurieux sur les peintures dans le Paris du XVIIeme siecle2012

    • 著者名/発表者名
      Noriko MOCHIZUKI
    • 雑誌名

      Aesthetics (The JapaneseSociety for Aesthetics)

      巻: no.16 ページ: 36-52

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Mars et Venus de Nicolas Poussin: Sa reception de l'art antique et de la poetique de Marino2012

    • 著者名/発表者名
      Noriko MOCHIZUKI
    • 雑誌名

      Dix -Septieme siecle (Presses Universitaires de France)

      巻: no.255 ページ: 341-351

    • 査読あり
  • [学会発表] 絵画的比喩を読む―ニコラ・プッサン《エリエゼルとリベカ》 (1648年、ルーヴル美術館)―2012

    • 著者名/発表者名
      望月典子
    • 学会等名
      地中海学会定例研究会
    • 発表場所
      國學院大學
    • 年月日
      2012-10-27
  • [図書] フローラの庭園―ニコラ・プッサンの初期神話画における変身譚(イメージの探検学V 変身の形態学)2014

    • 著者名/発表者名
      望月典子(喜多村明里、京谷啓徳、足立薫、金山弘昌、望月典子共著)
    • 総ページ数
      251-290
    • 出版者
      ありな書房(所収)
  • [図書] 技芸が自然を助ける (Ars naturam adiuvans)―ニコラ・プッサン作《エリエゼルとリベカ》(フランス近世美術叢書2 絵画と受容)2014

    • 著者名/発表者名
      望月典子(大野芳材監修、田中久美子、望月典子、栗田秀法ほか全9名による共著)
    • 総ページ数
      45-85
    • 出版者
      ありな書房(所収)
  • [図書] 西洋の芸術史造形篇:盛期ルネサンスから十九世紀末まで(8章~11章担当)2013

    • 著者名/発表者名
      水野千依編著、加藤志織、望月典子、大森弦史、池野絢子共著
    • 総ページ数
      109-164
    • 出版者
      藝術学舎
  • [図書] 17世紀パリにおける「好事家 (キュリユー)」たちの絵画への眼差し(遠山公一、金山弘昌編『美術コレクションを読む』)2012

    • 著者名/発表者名
      望月典子(17名による共著)
    • 総ページ数
      281-306
    • 出版者
      慶應義塾大学出版会(所収)
  • [備考] 望月典子「ニコラ・プッサンの物語画を読み解く―「物語を読んで下さい、それから絵を」―」京都造形芸術大学通信教育学部芸術学コース公開講座 (京都造形芸術大学、東京・外苑キャンパス )、2013b(2月23日)。

  • [備考] 望月典子「ニコラ・プッサンとローマ」『地中海都市と芸術家』地中海学会秋期連続講演会第1回 (ブリヂストン美術館、東京)、 2011(9月24日)。

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公開日: 2015-07-16  

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