研究課題
基盤研究(C)
画家パウル・クレー(1879-1940)は、その制作論の基礎に形態学的な「生成(Werden)」を掲げた。本研究はまず、その背景に世紀転換期の実験発生学の研究、とくに生物学者ハンス・ドリーシュの新生気論の活動を指摘した。つぎに、19世紀半ばから発展したドイツの生理心理学のエルンスト・ヴェーバーらの研究による体性感覚の「ハプティク(内触覚Haptik)」の様態を検証し、クレーの多種多様な作品も、こうした内触覚的な様態の反映にほかならないことを解明した。
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Booklet(特集「コスモス――いま、芸術と環境の明日にむけて」, 慶應義塾大学アート・センター)
巻: 22号 ページ: 23-51
カトリック生活
巻: 1010号 ページ: 7-10
言語文化(明治学院大学言語文化研究所)
巻: 30号 ページ: 89-114
ドキュメンテーション/国際シンポジウム<地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイヴに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム>(NPOアート&ソサイエティ研究センター)
ページ: 41-48
ARTLETアートレット(慶應義塾大学アート・センター)
巻: 37号 ページ: 2-3
ユリイカ(特集「パウル・クレー」, 青土社)
巻: 594号 ページ: 103-141