従来見せる必要がない接ぎ手をあえて可視化できるようにすることで、新規的な玩具の開発が可能となると考え,接ぎ手を三次元データ化し、三次元プリンターで玩具(組み木)の試作を行ない実験した.3種類の組み木を実験では使用し,それぞれの難易度を確認するため,各パーツの形状が複雑な無地の組み木と各パーツの形状が複雑だが,組み上がった状態にすると絵柄が完成する組み木,各パーツの形状が単純な組み木を使った.観察の結果,第1回目の観察以外は表面に絵柄がある組み木の難易度が低いことが分かった.また,複雑な構造でも接する色同士が同色であれば組み上がるというルールを知ることができれば組立易いことが分かった.
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