研究課題/領域番号 |
23520179
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
波照間 永吉 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30189576)
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研究分担者 |
柳 悦州 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (70200532)
久万田 晋 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30215024)
波平 八郎 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 准教授 (40279427)
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キーワード | 画像 / データベース / 鎌倉芳太郎 |
研究概要 |
平成24年度は、鎌倉ノート班による鎌倉ノートの撮影の完成を目指した。まず6月に全体会議を開いて本研究の目的と各班の作業内容、スケジュールを確認し、各班の研究作業を実施した。さらに2月に全体会議を開いて各班の作業状況の確認と、次年度以降のデータベース拡張整備についての検討を行った。本年度中に、研究代表者・研究分担者3名は旅費を使用して、国内で同様の画像データベースを公開している機関の調査を行なった。 データベース整備班は、総合データベース運用上の問題点を、他の各班と連携して進めた。特に鎌倉ノート班との間で、語句検索システムの運用上の問題点について協議し、今後の公開に向けての準備を行った。鎌倉ノート班は、鎌倉ノートの撮影とデジタルデータ化の完成を目指した。公開時の語句検索システムの運用上の問題点等を検討した。型紙解析班は、引き続き赤外線撮影データの画像処理および文字解析を進めた。また既存の鎌倉紅型型紙資料データベースへ関連情報の入力を継続した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初目指した研究計画のうち、鎌倉芳太郎ノートの撮影については完了し、切り抜きデータ化も完成した。片ページ換算で8821ページとなっている。紅型型紙の赤外撮影の情報抽出(型紙から文字情報部分を切り取り)も完了し、1422データを抽出した。 ホームページの公開については、完成公表用プロトタイプとなるホームページがほぼ完成している。そのうち、紅型型紙、ノートの撮影データ(書籍公刊すみのものだけ)については閲覧可能な状態になっている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は、データベース整備班・鎌倉ノート班による索引検索システムの公開運用、型紙解析班による文字解析作業を完成させると共に、3年間の研究作業成果を報告書にまとめる。この報告書作成のために印刷製本費を使用する。またデータサーバの機能拡張の為に、サーバ用パソコン一式を備品費で購入する。 6月に全体会議を開き、前年度の研究の進行状況について確認すると共に、本年度の研究・作業の目標について検討を加える。また10月に全体会議を開き、本年度の進行状況について確認し、遅延している作業については、アルバイト人員の調整等の対策を講じる。1月には最終全体会議を開き、各班の作業成果の報告を行なうと共に、最終的な報告書作成に向けての打ち合わせを行う。本年度中に、研究代表者・研究分担者のうち2名は旅費を使用して、各班の研究方法に関する調査研究を行う。3月には印刷製本費を使用して報告書を作成する。
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次年度の研究費の使用計画 |
現在公開準備を進めているデータサーバの機能拡張の為に、サーバ用パソコン一式を備品費で購入する。またデータベース整備班・鎌倉ノート班、型紙解析班それぞれ事業計画の完遂のためにアルバイトを雇い、謝金を執行する。 本年度中に、研究代表者・研究分担者のうち2名は旅費を使用して、各班の研究方法に関する調査研究を行う。3月には印刷製本費を使用して報告書を作成する。
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