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2011 年度 実施状況報告書

呉昌碩と日本人士

研究課題

研究課題/領域番号 23520180
研究機関大妻女子大学

研究代表者

松村 茂樹  大妻女子大学, 文学部, 教授 (70229532)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード国際研究者交流
研究概要

本研究は、中国清末民初、詩・書・画・印四絶を誇り、「中国最後の文人」と称された呉昌碩と当時の日本人士の芸術文化交流の実態を明らかにすることを目的とする。よって、呉昌碩と日本人士がやりとりした詩文等および当該日本人士に関する資料収集が重要となる。資料収集のため、図書館・博物館等での研究調査を行った。今年度は、主に、資料購入(呉昌碩と日本人士関連図書)と資料収集のための研究調査((1)長崎県長崎市、(2)滋賀県長浜市、(3)京都府京都市、(4)兵庫県宝塚市)を行った。(1)~(4)の研究調査先は以下の通り。(1)長崎県立長崎図書館、長崎歴史文化博物館、長崎歴史文化協会、迎陽亭跡等(2)長浜市立図書館、長浜市長浜城歴史博物館、曳山博物館、慶雲館等(3)京都国立博物館(4)鉄斎美術館これに加え、国立国会図書館等の在京図書館、資料館等での資料検索を進めた。ただし、図書館や資料館等に蔵されていない資料も多く、「日本の古本屋」等のサイト検索を行う他、地道に古書店を巡り、古書目録にあることにより、有用な参考図書を購入することができた。古書店巡りは、上記地方研究調査の際も、積極的に行った。その成果を、松村茂樹「呉昌碩書画の長崎における受容について」(『大妻女子大学紀要―文系―』第44号・2012、3、20・大妻女子大学)および松村茂樹「日本における呉昌碩の受容―大正・昭和編(四)」(『中国近現代文化研究』第13号・2012、3、31・中国近現代文化研究会)にまとめた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

順調に、資料購入、4回の国内研究調査を行い、2編の学術論文にまとめることができたから。

今後の研究の推進方策

資料購入、研究調査、学術論文執筆を今後も地道に行いたい。海外研究調査、海外研究者招聘を伴うシンポジウム開催も行いたい。

次年度の研究費の使用計画

資料購入、国内研究調査、海外研究調査、海外研究者招聘を伴うシンポジウム開催。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 呉昌碩書画の長崎における受容について2012

    • 著者名/発表者名
      松村茂樹
    • 雑誌名

      大妻女子大学紀要―文系―

      巻: 第44号 ページ: 109 117

  • [雑誌論文] 日本における呉昌碩の受容―大正・昭和編―(四)2012

    • 著者名/発表者名
      松村茂樹
    • 雑誌名

      中国近現代文化研究

      巻: 第13号 ページ: 14 28

    • 査読あり

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公開日: 2013-07-10  

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