研究課題/領域番号 |
23520183
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
石井 直人 白百合女子大学, 文学部, 教授 (30232234)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 芸術諸学 / 文学一般 / 児童文化 / 教育学 / 翻訳児童文学出版史 |
研究概要 |
平成23年度は、故光吉夏弥氏の所蔵していたファイル資料582冊のうち、(1)児童書に関する雑誌・新聞の記事を切り抜きした資料83冊、(2)光吉夏弥氏による直筆で書かれた資料及び、タイピングされた資料56冊を、Excelファイルにデータ情報を入力した。(1)については、英語・日本語の「雑誌・新聞の切り抜き」が、雑誌別、ジャンル別、作家別にファイリングされていた。(2)については、手紙、原稿等の他に、「書誌情報のメモ及びリスト」(書き方は様々)が多くあったため、「書誌情報のメモ及びリスト」資料のみをデータをわけて入力した。(1)と、(2)の「書誌情報のメモ及びリスト」以外の資料は、「ファイル名/ファイル番号/資料別ID/タイトル/その他タイトル(サブタイトルや資料内容を入力者がまとめたもの)/シリーズ名/執筆者/翻訳者/画家/編者/新聞・雑誌名/発行所/発行年月日/備考」の14項目、(2)のうち、「書誌情報のメモ及びリスト」のみ、「ファイル名/ファイル番号/資料別ID/目録ID/資料タイトル/タイトル/執筆者/翻訳者/画家/編者/備考」の11項目について、それぞれデータを入力した。「書誌情報のメモ及びリスト」については、すでに整理済みの光吉夏弥氏による「所蔵目録データ」を検索し、所蔵があるものについては、「目録ID」も入力した。資料は、ひとつずつ仮のIDをふり、リフィルに収めた。その際、古いホチキス、クリップは外し、新しいクリップでとめた。また、将来的なデータベース構築の土台として、「入力マニュアル」を作成し、データの精度の向上に努めた。資料のデータ化と大まかな分類を行うことによって、主に絵本・児童書に携わる研究者、出版社、翻訳家などが活用できる基礎的資料として、その概観が把握できた。また、今後の整備においても具体的な展望を得ることができた
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成23年度で約13900件のデータが入力され、光吉夏弥氏による貴重な英米児童文学の作家と作品に関する情報や、直筆原稿などの貴重資料があることが確認でき、研究計画としては概ね予定通りに進行しているため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、データ入力及び資料の整理を行い、作業の進捗状況に問題があれば適宜データの作成方法を見直していく。さらにデータ入力に時間がかかる場合は、目録冊子など簡易に入力できる資料を優先する、もしくはデータ入力を行う人員を増やすことで対応する。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度物品費繰越分及び、平成24年度物品費の合算金額約45万円から、資料保管具(中性紙のファイル・フィルム等)を購入する予定である。人件費からは、平成23年度と同様に、データ入力及び資料整理作業への報酬、専門的知識の提供者への報酬を支払う。
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