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2013 年度 研究成果報告書

近世前期出版における筆工の文化的階層に関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23520234
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本文学
研究機関京都府立大学

研究代表者

母利 司朗  京都府立大学, 文学部, 教授 (10174369)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード江戸版 / 筆工 / 書家 / 置散子
研究概要

近世前期に江戸で出版された独特の造本様式をもつ出版物は「江戸版」と呼ばれる。その挿絵の版下については菱川師宣に代表される江戸の絵師が関わったとされるが、本文の版下については不明である。
本研究では、まず「江戸版」がいかに「独特」「独自」であるかを吟味したが、結果的に、江戸版の本文版下は、上方浄瑠璃本の様式を基本的に踏襲したものであることがわかった。また、上方版と比べ自由闊達、時には厳しいまでに鋭角的な文字の書風を持つものも少なくないが、それらも当時の標準的な書流であった「御家流」の範囲内におさまるものであった。これらに筆工として従事した者たちは、武家の浪人たちであった可能性がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 近世前期江戸版の本文版下2012

    • 著者名/発表者名
      母利司朗
    • 雑誌名

      京都府立大学学術報告

      巻: 64号 ページ: 29-42

  • [学会発表] 近世前期江戸版の本文版下2012

    • 著者名/発表者名
      母利司朗
    • 学会等名
      東海近世文学会
    • 発表場所
      熱田神宮文化殿会議室
    • 年月日
      2012-04-07

URL: 

公開日: 2015-07-16  

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