科研費を受けた期間の主な研究は次のとおりである。①火野葦平の『聊斎志異』改変作品群研究②1955年の「アジア諸国会議」と、その会議での火野の役割、インドの差別の実態に対する火野の見解などの研究③国際シンポジウム「戦争の記録と表象―日本・アジア・ヨーロッパ」を開催し、韓国の研究者3名を招聘し、火野葦平や戦争の問題について活発に議論し研究した。それらの成果は、『戦争の記録と表象―日本・アジア・ヨーロッパ』(2013年3月、関西大学出版部)、 『一九五五年火野葦平「アジア諸国会議」とその周辺』(2014年5月、関西大学出版部)としてまとめられた。
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